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千葉日本大学第一中学・高等学校のトピックスページ。
7月14日(日)船橋市総合体育大会決勝が行われ、 本校は宮本中学校と対戦しました。
今の中3世代は、1年生大会の時に準決勝で宮本中学校と対戦し、大接戦の末、本校と大穴中学校連合が勝利し、その勢いのまま優勝。しかし、この世代が中2になったときの新人戦、春の市長杯、中3春の市民大会と、船橋市内のすべての大会を宮本中学校が優勝しました。また、その中で2回の直接対決があり、本校はいずれも敗北を喫していました。本校にとって最大のライバルであり、最高の対戦相手です。
試合は1回表にバッテリーエラーで一点を献上。しかし、1回裏に1番打者のヒットと2番打者のバント・好走塁によりランナー2、3塁とすると、続く3番打者が右中間へのタイムリースリーベースを放ち、2点を奪い逆転に成功します。その後は両者譲らず1-2のままゲームは進みます。本校は4回からは継投に入り、2番手投手が粘り強く相手打線を抑えます。そして迎えた6回表の宮本中学校の攻撃、先頭の3番打者にヒットを許したところで、朝から断続的に降っていた雨が強くなります。続く4番打者は三振に切ったものの、5番打者に四球を出したところで更に雨脚は強まり試合は中断。結局天候は回復せず、継続試合となってしまいました。
そして迎えた本日7月20日(土)、試合は6回の表、宮本中学校の攻撃、1アウトランナー1、2塁から開始となりました。本校は2番手投手から先発投手に交代し、再登板するところからスタートします。
しかし、継続試合の難しさからか、ファーストプレイでミスが出てしまいます。更にミスが連鎖してしまい、この回3-2と逆転を許してしまいます。なおもピンチは続き、2アウト満塁で相手打線の攻撃の要である1番打者との対戦となります。ここで本校投手が意地をみせ、相手打者を三振に切って取り、反撃に望みを繋ぎます。
そして6回裏、先頭の3番打者がヒットで出塁します。しかし、このチャンスを拙攻で生かせず、結局この回3人で攻撃を終了します。作戦の意思統一ができずにちぐはぐな攻撃となってしまい、流れを更に傾かせてしまったところに悔いが残ります。続く7回の表、相手打線を3人で抑えるも、最終7回裏の攻撃では相手投手の気迫が勝り、2者連続三振。そして最後のバッターはファーストゴロに倒れ、3-2で宮本中学校が勝利し優勝、本校は準優勝という結果に終わりました。
試合後は悔しさから涙する生徒も多く、あと一歩届かなかった千葉県総体への切符は後輩たちに託されることとなりました。中学3年生7名は本日引退となります。1年生大会優勝後、特に彼らが最高学年となってからは決して順風満帆ではありませんでした。怪我があったり、大会では結果が出なかったり、練習試合では負の連鎖が止まらず大敗を喫したりすることもありました。しかし彼らはめげずに、この3年間の部活動で人間的にも技術的にも大きく成長したと思います。特に集大成となったこの大会期間中の成長は素晴らしく、全ての試合が熱戦となったこともあり、何度も逆境に打ち勝つ姿が見られました。今までには見られなかったような洗練したプレーが飛び出したり、課題であったチームとしての一体感も高まったり、本当に中学生の成長の凄さを感じました。もちろん、まだまだ未熟なところもあり成長途上ですが、彼らが今大会の経験を今後の人生に活かし、成長し続けてくれることを確信しています。
最後になりましたが、このような生徒の成長は、ここまで暑い日も寒い日もサポートをしてくれた保護者のみなさま、船橋市内の良きライバルである選手たち、切磋琢磨するライバルであり仲間である船橋市内の野球部顧問の先生方、大会運営関係者の先生方のお陰で成しえたものです。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。