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千葉日本大学第一中学・高等学校のトピックスページ。
夏休みに入って暑い日が続いています。暑さに負けずに、部活動や講習に登校している生徒たちは、本当に偉いと思います。この頑張りは皆さんの血肉となり、財産にもなる物です。
中学演劇部も、熱い体育館の舞台でずっと練習を続けていました。年三回行われる船橋市内の中学校演劇部の「夏の発表会」が船橋市民文化ホールで行われるので、その舞台を目指しての練習だということでした。高校演劇でも有名な「七人の部長」(越智優 作)を、感染対策のため45分に再編して(しかも途中に10分の換気のための休憩を挟んで)上演するそうです。上演が3日(火)の11時20分からと聞いて、「健康カード」を提出して客席で観させてもらいました。
ホールに入ると上演前の仕込みをしていました(写真)。無言でテキパキと作業が進んでいて感心しました。やがてベルが鳴って客電が落ちて音楽が始まり緞帳が上がる。こういうところが丁寧だと嬉しくなります。
一つ一つのセリフが客席まで届いていて動きも無駄がなく、よくまとまった芝居になっていました。しっかり練習の成果が出ていました。舞台上の役者の配置が秀逸でした。舞台装置も、柱がしっかり立っていて、部屋の感じが出ていました。
「予算会議」なのにすでに生徒会予算が決まっていることの不合理、おかしいと思っても生徒間の同意は得られず大勢に流されていくこと、部活動は何のためにやっているのかという疑問、などなど。訴えたいことはたくさんあるドラマですね。
感染対策で客席に人がいないので笑いが起こらず、しかもマスクをしての演技で、役者の皆さんは苦しかったかもしれません。でも、皆さんの「思い」は伝わってきましたよ。とてもいい舞台でした。