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千葉日本大学第一中学・高等学校のトピックスページ。
高校演劇部の春季地区発表会が薬園台高校文化ホールで行われています。
昨年度は非常事態宣言で休校が続き、6月に入っても部活動は再開していなかったので全県で春季地区発表会は中止となりました。今年は、まん延防止体制の中ですが、感染予防に配慮しながらの開催となりました。そのため、残念ながら保護者の皆様に観ていただくことができません。私は、元顧問として今日の朝一番に上演した本校演劇部の作品を観てきました。
なんと創作劇で「バカと英雄は紙一重~買い物に行っただけなのに」というタイトルでした。太宰治の「走れメロス」を下敷きにした作品を、二人の役者で、一人はメロス、もう一人が王、妹、セリヌンティウスと何役も演じて描いていました。粗削りですが、40分間演じきったのは立派です。「これからますます頑張って欲しいなぁ」と思いながら、ついつい「私だったらこんな風にするのになぁ」とか考えながら観ていました。
文化ホールが建ったのは私が顧問になった二年目の平成2年。それから20年以上、この舞台に作品を作ってきました。実は20年以上前に「謎解き『走れメロス』」という、メロスのモチーフを使いながら太宰治を主人公にした芝居を作ったことがありました。客席に座って開演を待ちながらいろいろなことを考えていました。